ある時、彼とカフェに行った時のこと。
タバコを吸っているイグアナの絵を見た彼が、”I saw an iguana smoking.”って日本語でなんて言うの?と聞いてきたので、こう教えました。
イグアナがタバコを吸っているのを見た。
すると、「吸っているのを」の「の」は何?と聞かれました。
確かになんだろう?と私も疑問に思ったので、今回は「の」について調べた内容をまとめていきます!
目次
- 「の」の正体は「形式名詞」
- 「形式名詞」とは?
- どんな働きをしているの?
- 「の」の役割を英語で説明すると?
- 名詞化の仕組み
- 日本語の場合
- 英語の場合
- まとめ
「の」の正体は「形式名詞」
この文の中にある 「の」、これって文法的に何の役割をしているのでしょう?
実はこの「の」、ただの助詞ではなく、「形式名詞」 と呼ばれるもの。
そして、日本語でとても重要な役割を持っています。
「形式名詞」とは?
形式名詞は、文や節を名詞として扱えるようにするための言葉です。
つまり、文章を 「こと」や「もの」 のようにまとめて、名詞化する役割があります。
どんな働きをしているの?
文を分解してみると分かりやすいです。
S(主語):私(省略されている)
V(動詞):見た
O(目的語):
「イグアナがタバコを吸っているの」
→ ここで 「の」 が節を名詞化して、動詞「見た」の目的語になっている
「イグアナがタバコを吸っている」という行為全体を
ひとつの名詞のかたまりとしてまとめ、「見た」の目的語にしているんですね。
「の」の役割を英語で説明すると?
英語で説明するとこうなります:
In this sentence, 「の」 is a formal noun in Japanese.
By attaching 「の」 to the preceding clause, the clause is nominalized—turned into a noun phrase—so it can function as the object of the verb.
日本語訳
この文では、「の」は日本語の形式名詞です。
前の節に「の」を付けることで、その節は名詞化され、名詞句になります。
その結果、動詞の目的語として使えるようになります。
名詞化の仕組み
nominalizer(名詞化)する仕組みは、日本語と英語で異なります。
日本語の場合
日本語では、「の」や「こと」などの形式名詞(formal noun) がこの名詞化の役割を果たします。
- 例1:
- イグアナがタバコを吸っているのを見た
「の」が節を名詞化して、動詞「見た」の目的語として使えるようにしています。
- イグアナがタバコを吸っているのを見た
- 例2:
- 走ることは楽しい
「こと」が動詞「走る」を名詞化して、文の主語にしています。
- 走ることは楽しい
英語の場合
英語でも同じような名詞化の仕組みがありますが、形が違います。
- 例1:
- I enjoy swimming.
「-ing」が動詞を名詞化して、目的語として使えるようにしています。
- I enjoy swimming.
- 例2:
- I regret that I lied.
「that節」が文全体を名詞化して、目的語になっています。
- I regret that I lied.
まとめ
nominalizer(名詞化) は、動詞や文のかたまりを名詞として扱えるようにする仕組み。
- 日本語の形式名詞(の・こと) は、その名詞化の手段の一つ
- 英語では -ing や that節 が同じ役割を果たす
言語によって形は違っても、「節や動詞を名詞化する」ことで文中で自由に扱えるようになるという考え方は共通していますね!
日本語の文法は普段意識することがあまりないので、彼に聞かれたタイミングで調べると、新しい発見があって面白いです。
今後も彼に質問されたことを、まとめていきたいと思います!


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