最近パートナーとの関係で「自分が振り回されているな」と感じた瞬間があり、そんな状況から抜け出したくて手に取ったのが、本書『振り回されるのはやめるって決めた』でした。
今回は本書を読んだ感想と私の体験をシェアしたいと思うので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
読むきっかけ
私がこの本を手に取ったのは、パートナーとの関係に悩んだからです。
私は彼がストレスを抱えている時に、彼がそれについてあまり話してくれないと感じていました。
そして、私は勝手に心配しすぎて、しんどくなっていました。
「ストレスを抱えているなら、あまり連絡しない方がいいかな」
「伝えたいことがあっても、負担を増やしたくないから今は我慢しよう」
そんなふうに考えてしまうことが多く、連絡が減ると「何か悪いことが起きているのでは」と不安になることもありました。
彼が何かをしたわけではありません。
でも自分が振り回されているなと感じていたのです。
だからこそ「振り回されるのはやめるって決めた」というタイトルに惹かれて、読んでみることにしました。
本の概要
本書のテーマは「人に振り回されず、自分を大切にするための境界線=バウンダリーを持つこと」。
心理学でいう boundary(境界線) とは、「自分と他者を区別し、健全な人間関係を築くための線引き」のこと。
この境界線がうまく引けないと、相手の「いや」を受け入れられなかったり、自分の「ほしい」を言えなかったりします。
本書では、境界線には次の5つのタイプがあると書かれています。
自分の境界線への侵害に対して、勇気を持って「いや」と言えない。
自分のニーズ(必要性)を認められず、素直に「ほしい」と言えない。
他者の権利を尊重できず、相手からの「いや」を受け入れられない。
他者のニーズに無関心で、相手からの「ほしい」を受け入れられない。
自分も相手も大切にしながら、適切に「ほしい」と「いや」を伝えることができる状態。
まずは自分がどの傾向にあるか、観察することから。
本全体の雰囲気はやさしく、心理学が初めてでも読みやすいものでした。
学び① 自分は「迎合タイプ」だった
次の一文を読んだときに、私はまさに「迎合タイプ」だと思いました。
「意見の対立や葛藤を避けることで、問題解決力や交渉力…が不足してしまうこともあります。」
私はとにかく意見の対立が嫌いで、できるだけ相手に合わせて生きてきました。
浅い部分でのこだわりは削って、譲れるところは譲る。
ただ、どうしても譲れない部分に触れられたときにはNoを言ったり、距離を置いたりしていました。
幸い、これまでは人に恵まれてきたので大きなトラブルはありませんでしたし、人付き合いも狭く深くのタイプなので、人付き合いがしんどいなと思うことはあまりありませんでした。
でも「パートナー」という、家族以外の誰かと深い関係を築くとなったとき、自分の意見をうまく言えないことに気づいたのです。
今まで人に合わせすぎたせいで「自分は何が嫌なのか、何をしたいのか」がよく分からなくなっていました。
だからこそ、今のパートナーと長く付き合っていくためには、小さなことでもすり合わせをして、自分の意見をはっきり伝えることが大切だと感じました。
学び② 秘密を持つことは悪いことじゃない
もう一つ印象に残ったのは「家族間で生じる境界線の問題」についてです。
私は悩みがあると、家族にほとんど全部話してしまうタイプです。
一方、姉は自分の中で解決してから事後報告をするか、まったく話さないタイプ。
私は「隠されている」と感じて嫌に思うことがありました。
でも本書にはこう書かれています。
「秘密を持つことは、自分のこころのなかに他から侵入されない場所をつくることです。秘密があることは(少なくとも部分的には)他者から独立しているということになります。」
それを読んで、秘密を持つことは「バウンダリーの一部」であり悪いことではないと知りました。
だから、家族に隠し事のように見えることがあっても、それはそれぞれのバウンダリー。
そしてそれはパートナーにも言えることで、彼のバウンダリーとして尊重すべきものなのだと思いました。
もちろん秘密によって自分が不安になるのであれば、「ただ受け入れる」のではなく、素直に質問してみることも大切だと学びました。
読んで変わったこと
読む前は「彼に振り回されているのかも?」と思っていましたが、実際は私自身の受け止め方の問題も大きかったと気づきました。
相手の不機嫌や不安に左右されやすい性格を見直すきっかけになったのです。
私
彼
相手を「察して」飲み込んでいた言葉は、
実は伝えても大丈夫なものだった。
このことを話せたことによって、彼のスタンスも理解できましたし、私の不安になるポイントも知ってもらえました。
これからは「言いたいことは我慢せず言う」「聞きたいことは素直に聞く」を意識していこうと思います。
この本はこんな人におすすめ
今回私がこの本を読んだのはパートナーとの関係で悩みがあったからですが、本書は他にも家族、友人、職場の人など、さまざまな人間関係におけるバウンダリーについて書かれています。
ですので、次のような悩みがある人にはおすすめの1冊です!
- 恋愛で相手に振り回されやすい人
- 家族や友人関係でしんどさを感じる人
- 職場の人間関係に疲れている人
- 「NO」と言えずに悩んでいる人
まとめ
『振り回されるのはやめるって決めた』は、人間関係に悩む多くの人にヒントをくれる一冊でした。
特に私にとっては、パートナーシップに「境界線を引くこと」の大切さを考えるきっかけになりました。
👉 読んでみると「自分のバウンダリー」がどんな状態か、振り返ることができると思います。


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